今思い出せば、長女が進学高校に入学、大学進学が現実味を帯びてきたあたりから、ふとした時に笑えない、気分の落ち込み、みたいな症状が出ていました。お金の事で心の余裕なんて無かったんです。
借金を申し出るべく、手土産持って実家に着きました。車を停めると、庭では父が定年してから始めた家庭菜園で作業していました。
家の中から義母が「あら、いらっしゃい」と。父はわたしの停めた車を見ればそのうち家に入ってくるだろうと思い、声を掛けずに家に入りました。
実家に来たのはお正月以来。父にはメールで長女の大学合格は伝えています。
義母から「長女ちゃん、〇〇大学受かったんですって!?凄いじゃない!お金大変でしょ!?大丈夫なの!?わたし少しなら貸すわよ!」
思ってもみない展開に「え、よくわかりましたね」とそれしか言えず、義母は「ずっと思ってたのよ、大丈夫かしらって!」「わたしの娘もさ、孫の進学の時泣きついてきて貸したのよ!」と。
義理の母なのに、心配してくれてた事に驚きました。嬉しかったのか、ホッとしたのか、涙が出てしまい、無言で頭を下げていました。その間義母は娘も息子も借りに来た事、大学は大変なんだから遠慮せずに早く来たら良かったのにと言ってくれました。そして素直に、長女の進学を喜んでくれました。
「あ、でもお父さんにまず言ったほうが良いわよね!お父さ〜ん、みどりさん来てくれたわよ〜」
まもなく父登場。手土産を渡し、率直に
私「お金を貸してもらいたくて来ました、もうお金なくなっちゃって、長女のアパートの入居の初期費用なんだけど」
父「え?お金?ないよ〜働いてないもん」
…沈黙。
義母「みどりさん、お金、金額は?」
私「入居の費用たぶん40万円くらいだと思うので、そのくらい貸していただけると心強いです」
義母「お父さんどうする?長女ちゃん困っちゃうから。なかったらわたし出すわよ!大学はお金大変なんだから、お父さん!」
父「う〜ん、そうだね~。長女は来ないの?お祝い用意してあんのに。」
私「ありがとうございます。すみません。GWに連れてきます。」
終始義母のペースで話がまとまり、助けられました。
義母に借金を申し出る事に複雑な気持ちでいたのに、逆に助けられ、とても申し訳なく、恥ずかしいく思いました。
続きは次回、また来てください☺️
この写真は熱海から近い來宮神社です。
桜舞う頃訪れ、とても癒される場所でした。
